私は…

後悔しているけど後悔していない。今の道に進まなければ出逢えなかった友人や学びもあった。いわゆる自称進学校に行っていて、まわりは進学ばかりだったし、理系の女子は看護希望がほとんどだったのでこれで合っていると思ってた。体験にもいったし、調べたつもりだったから、自分に本当に合っているかなんて疑いもしなかった。でも看護学生としての最終学年になって卒業と国試が近づくにつれて本当に自分には合っていないと思うし死にたい日が増えた。勝手に涙が出てくる。甘ったれていることは分かってる。辞められるなら辞めたかったもっと早く。でもそんな勇気もないし、親に多額のお金を出してもらっているし、少しでも親に負担をかけたくないって思って奨学金を借りてるから卒業後も3年はお礼奉公しなくちゃならない。簡単に辞められない。でも本当に合っていない。毎日人格否定されて自分の良さが縮こまっていくのが分かる。頑張ってない訳じゃない。なんで。なんで。なんでこんな。死にたい。こんな事なら…って変に諦めていたこれまでの自分を恨む。私は文章を書くのが好きで完全に文系の頭だったから、理系なんて看護の為に選んだだけだった。本当は美術とかデザインに興味があった。でもそんなに甘くないだろって思って踏み出せなかった。今ならわかるけど世界は意外と自由だ。安定と高収入なんて、それ相応に大変だからなんてちょっと考えれば分かる。仕事はどれも甘くはないけど、意外とみんなやりたいことを仕事にしてる。バカだな。専門学校にはいってバイトをしだしてから初めて気がついた。そこそこの給料でいいからゆっくり暮らしたい。そして、欲を言うなら来世はアイドルになりたい。

これからも週末だけを楽しみにして毎日すぐに疲れ果てる様な毎日を送っていくのかな。どうすればいいんだろう。自分のメンタル脆すぎるから鬱になりそうで怖いけど、とりあえず3年はお礼奉公するとして、その後は辞めたいな。でも辞めたところで専門知識範囲外では高卒レベルの私に何が出来る？親もずっと元気でいてくれる訳じゃないよ。怖い。どうなるんだろう。そんな事ばっかり考えてる。この学校に行ってよかったと思えるだいすきな友人とは、その子もお礼奉公しなきゃだから本当に辛い辞めたいけど辞められないって話を電話してよく泣いてる。実習が本当に辛い。この前、3年働いたらお互いの好きな物だけを集めた様な猫カフェを経営しようって話をされた。凄く嬉しかった。でも、私は怖くなった。人の気持ちって永遠じゃないし、お互いの熱量も全く等しいのって難しい。私は過去の色んな経験から人を信頼しきるのが怖いんだなって最近気がついた。凄く嬉しかったし、詳しくは言えないけどかなり現実味のある提案で希望がわいた。でも何かその子に他の夢が出来たり、大切な人が出来たりした時にこんなにもキラキラしてる夢が足枷になって欲しくないとも思った。多分、私は結婚もしないだろう。こんな風にずっと保守的だから。そして私はこれからの3年間この話を秘かに自分の心の支えにしてしまって、その支えがどんどん大きくなっていくと思う。怖い。凄く嬉しいけどそれを全てにすると大変な事になるって考えながら「そうしよう」って打ったら、何だか無性に悲しくなった。